介護従事者として③人生の岐路

介護従事者の悩み③人生の岐路

私は36歳の所帯持ち、5歳の娘に2歳の息子、妻は近所のスーパーでレジの仕事をしています。

学校を卒業して中堅のアパレルメーカーに就職しましたが、2年も経たずに会社の業績不振で総務・営業へとたらい回されていました。今迄の慣れた業務とは違い、売上数値に追われる毎日でもちろん成績は上がらず、一種のノイローゼ気味で会社に行くのが辛く、この状態が数ヵ月続いた時点で、今の状況から抜け出すべく会社を退職しました。

文科系の私は専門職の仕事に付く事も出来ない中、『自分の力で生きていける一番の方法は手に職をつける仕事に就くことだ』と考え、 社会福祉士の資格を取り再就職を果たしました。がしかし、給与は思いのほか低く、先に勤めていた企業の3割落ちのあり様です。『経験を積めば・・』との将来に託す思いで頑張ってきましたが、現実には給与も期待するようには上がらず、家庭を持った負担に耐える事が厳しい現状が今にあります。

『現状をどう打開すればよいか、本当にこの職業に邁進し自分の将来をかけて良いのか、又は賃金の良い職業に再度挑戦すべきか?』 悩み、苦しんでいます。

ある特種養護老人ホームの友人理事からこの様な悩みの相談をされた、と話を聞く機会がありました。

『日本の社会は老人社会に向け突き進んでいる昨今、老々介護が家庭の悲惨さを増幅する現状で、働き方改革、福祉重点の政策と政治家の声は大きいが、現実とは隔たりが有るのが現実の社会環境に思えます。以前よりは良い方向に少しは進んでいると思いますが。

しかし何もせずにただ待っていては、自分が求める理想の結果は何も姿を現してくれないのが現実でしょう。自分の人生、自分の生活は自分で守らなくては、本当の安心を保有する事が出来ないのではないのでしょうか。

それでは今なにをすれば!の声が聞こえてきますが、、、先ず言える事は、自分の描く将来に向けての目標をしっかりと定める事が大切かと思います。決して目先の給与だけを追いかける事は得策とは思えません。今まで懸命に努力し積上げて来た経験とスキルはあなたの大きな財産です。それを捨て去る事はもったいないと思いませんか?この財産をどの様にして増やすかが、これからのあなたの将来、人生にとって大きな岐路となりうると思います。

では、どの様にして自分の財産を増やすか? 人それぞれで、一概にこれだと言う答えは有りませんが、先ずは自分が好きな事、自信が有る事、そしてやりたいと思う事を優先順位に進めたら如何でしょうか。自分のより良いものをより伸ばす事を第一に考えて下さい。

あなたが生き生きと仕事にあたり、誠実に笑顔で努力する姿は、周りの人達にも勇気と活力を与え、必ずあなたのもとへ帰ってくると思います。

それがあなたの人生に於いての財産を増やす事となり、あなたの求める将来の展望が見えてくるかもしれませんよ』 とお話をされたとの事でした。

それからの彼は、自分の思いを懸命に実践した結果、会社の周りの者から慕われ、上司から信頼を勝ち取り、仕事が出来る人材だと同業者の耳に入りヘッドハンティングをされ、他社に就職し責任者として給与も上がり活躍しているとの事でした。友人は人として嬉しくもあり、会社人としては残念だがね、と笑っておられました。

 

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