介護従事者として⑤介護士になりました!
介護従事者として 「介護士になりました」!
私が介護士の仕事に興味を持ったのは、信用金庫の事務職員として入社し3年目が過ぎた頃、街のあちこちでクリスマスを迎えるジングルベルが、慌ただしく流れていた厳しい寒さの日だったと思います。今まで元気であった母親が夜に突然倒れ突発性脳梗塞で手術をする事となりました。命を取り留めたことは、私にとって何よりの不幸中の幸いだったと、今は思えています。
余りの突然なことで頭の中が真っ白になり、それでも取りあえず病院へ搬送し検査そして直ちに手術室へと、何とか手術も無事に終わり手術室から一般病棟に移りました。担当医師から病状説明と今後の経過状況をお話し頂きましたが、説明されたことは、ある程度話せる様にはなりますが右半身は回復には相当の時間がかかるだろう、との見解でした。
病院のベットで目を閉じて寝ている母の顔を見ていると、自然に涙がこみ上げ止まらない自分に心の問いかけが湧いてきたのです。今、私は母に何をしてあげられるのか、何ができるのか、私の一番大切な母に喜んで貰えるのは何かを?
私が8歳の時交通事故で父を失い母の手ひとつで育てられ、贅沢はできませんでしたが母の大きな愛情と優しさの中でなに不自由なく、健康で明るく皆からも好かれる普通の子に育ったと思います。兄弟もいない私には何にも代えがたい母であり、大きな支えでした。心柱を失った私は心が崩れ落ちて行くように思えてなりません。自分がしっかりしなければ、心配そうな病床の母に早く笑顔を取り戻す力になりたい、と考える中で、いつも母に喜ばれるお世話が出来たら、との思いが日々強くなっていく私に気づきました。
隣の病棟に来られていた介護職員の方と話す機会があり、介護の仕事を知る機会が出来たことは、幸運で何かの導きと思わずにはいられません。
"母の心配を取り除き、安心した笑顔を取り戻し、もう一度あの優しい私を包み込んでくれる笑顔を見たい、との一心で介護の道に進む決心をしたのは、この時です。”
あれから6年が経ち介護士の資格も取りました、まだまだ未熟で一人前とは言えませんが、「介護とは」との外枠が少し理解出来ているように思えます。母から頂いた愛情をもって人に接することの大切さ、優しい笑顔の人へ対応が、苦しく困難と立ち向かっておられる人々にとっては何よりのお良薬であることも知ることができました。これら母から私への贈り物を大事にして、今後仕事に生かし介護士として人を愛し、人に優しく寄り添い続けて行きたいと思っています。
おかげ様で母も懸命なリハビリを行った成果で、何とか支えて歩ける所までに進歩しております。何よりも嬉しいことは、ある時から笑顔が戻って以前の優しい母で居てくれることです。母の笑顔が半分だけしか未だありませんが、病気前の100パーセントの笑顔より美しく、私には200パーセントの笑顔を頂いている幸せな気持ちでいっぱいです。
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